マイホームを検討するとき、「一戸建てとマンション、どちらにするか」は、誰しも一度は考えるテーマでしょう。
一戸建てとマンションのどちらが暮らしやすいのでしょうか?
それぞれのメリット、デメリットを細かい部分まで考えてみたいと思います。
この記事では、一戸建てとマンションを検討する場合、それぞれの特徴、
どんな家庭に向いているかなどについて解説していきます。
<目次>
一戸建て、どんな点がメリット?
まず、一戸建てのメリットとデメリットを考えてみます。
一戸建ての4つのメリット
1.近隣への音を気にせずに生活できる
2.プライバシーを保って暮らせる
3.居住スペースが広い
4.駐車場や庭を確保できる
マンションだと子どもやペットの走り回る足音や泣き声などが、上下階、近隣に迷惑にならないかを気にしなければならないところを、一戸建てなら気兼ねなく生活できるのが最大の魅力ともいえるでしょう。
洗濯機やテレビの音が響かないかなど、細かい点をあまり気にせずに暮らせるのもメリットですね。
マンションの場合は、エレベーターなどの公共スペースで人に会うことも多くなりますが、一戸建てなら人との距離を保って暮らすことができます。
また、玄関の近くに駐車場を確保できるため、重い荷物を車から運ぶのも楽ちん。
庭があればバーベキュー、ビニールプールなど家族団らんの場として活用できます。
では、デメリットについてはどうでしょうか?
一戸建ての4つのデメリット
1.階段からの転落などの安全面、老後には階段の移動が気になる
2.駅から離れた立地の場合、通勤・通学に時間がかかる
3.家の維持・管理は自己責任
4.セキュリティー面で、マンションより注意が必要
平屋でない限り、一戸建てには階段があるので、小さな子どもには配慮が必要です。
また、老後になって足腰が不自由になると、階段の移動が不便になるというデメリットも生じます。
また、家を購入すると長期にわたってメンテナンスを考えていく必要がありますが、一戸建ての場合は自分で管理が必要です。
セキュリティー面についてはマンションに比べると弱くなりますので、強化する場合は自分で防犯カメラなどの対策をすることになります。
マンション、どんな点がメリット?
次に、マンションのメリットとデメリットを考えてみます。
マンションの4つのメリット
1.ワンフロアで子どもに目が届きやすく、家事動線がコンパクト
2.セキュリティー面で安心
3.共用部を管理する必要がない
4.駅近など、利便性が高い物件が多い
居住スペースがワンフロアで階段もなく、家事の動線がコンパクトで済むのはマンションの特権です。
子どもにも目が届きやすいので、子どもの面倒を見ながら家事もできるでしょう。
管理人がいる物件も多く、宅配ボックスやマンション内にゴミ収集場所があるなど、利便性が高い物件が多いのも魅力です。
駅に近かったり、立地面でのメリットもあるでしょう。
では、マンションのデメリットはどうでしょうか?
マンションの4つのデメリット
1.騒音に注意しなければならない
2.リフォームがしにくい
3.入居後の金銭的な負担が多い
4.管理規約を守らなければならない
幼い子どもやペットがいると、騒音については上下階、近隣に常に気を遣う必要があります。
また、リフォームを考えたくなった場合、間取りの変更や水回りの移動がしにくいなどの制約が生じます。
マンションは購入費用だけでなく、月々の管理費や駐車料などの費用の支払いがあり、購入後の金銭的な負担が生じます。
また、マンションは快適なマンションでの生活を維持するため、一定のガイドラインを設けるべく管理規約があります。
その規約を守って生活するという制約があるので注意が必要です。
一戸建てorマンション、それぞれに向いている家庭とは?
一戸建て、マンションは、それぞれどんな家庭に向いているのでしょうか?
どんなタイプの家庭に向いているかを考えてみます。
一戸建てに向いている家庭
1.居住スペースや周辺環境の良さを求める家庭
2.テレワークをしており、郊外で暮らしたい家庭
3.将来的に親と同居する可能性がある家庭
一戸建ては、広い居住スペースと周辺環境の良さが魅力です。
テレワーク対応勤務で通勤しない日があり、郊外で暮らしたい人にも向いています。
また、将来親との同居を考えている場合、介護も視野に入れると可変性の高い一戸建てが向いています。
マンションに向いている家庭
1.共働きで家を留守にしがちな家庭
2.利便性の良い立地で住みたい家族
3.階段がなくワンフロアで暮らしたいセカンドライフ世代
アクセスが良い立地にあることが多いマンションは、交通機関を使うことが多い人、駅や繁華街に近い場所に住みたい人など、利便性を求める人に向いています。
一戸建てに比べるとセキュリティー面も安心できるので、留守にしがちな家庭にも向いているでしょう。
また、階段の上り下りが不要なため、セカンドライフ世代の方でも快適に暮らせるでしょう。
マンションと一戸建て、10のチェックポイントを比較!
マンションと一戸建て、さらに細かいポイントを比較したい人のために、10のチェックポイントを設け、それぞれの特徴について表にまとめました。
「立地」「日照・通風」「防犯」「車」「管理」「リフォーム」「共用施設」「近所づきあい」「プライバシー」「トラブル」の10項目の特徴をまとめてみましたので、下の表をご覧ください。
どんな暮らしをしたいのか、どう暮らせたら快適か、どんなことにこだわるかによって、
一戸建て、マンションどちらがいいかは変わってきます。
上の表でマンションか一戸建てのそれぞれの項目ごとに選びたい方に〇を付けてみて、
〇の項目が多い方が向いているという分析もできるでしょう。
また、一番こだわりたい項目というのも人によって違うものです。
活用して、ご自分、家族のこだわりポイントを見つけてみてください。
将来手放すとき、資産価値はどうなる?
マンション、一戸建てをもし将来手放すことになったら、その資産価値はどのように評価されるのでしょうか?
購入前に、そういったことも押さえておきたいものです。
次の中古住宅の価格査定例のグラフをご覧ください。
中古住宅の価格査定の例図
出典:国土交通省「中古住宅流通、リフォーム市場の現状」
木造住宅(アパートも含む)の耐用年数は22年、鉄骨鉄筋コンクリートおよび鉄筋コンクリート造のマンションの耐用年数は47年です。
そのため、木造住宅は22年までの短期間で急激に価値が下がり、マンションは47年をかけて緩やかに価値が下がります。
しかし、将来の資産価値を決めるのは耐用年数だけではありません。
それぞれの資産価値について、その特徴を以下で解説します。
一戸建ての資産価値は?
一戸建ての資産価値の主な特徴は、次の2点です。
1.土地の資産価値は年数が経過しても下がらない
2.木造の一戸建ては約20年で価値が少額になる
約20年で建物の価値は少額になりますが、土地の価値は何年たっても変わりません。
これは一戸建ての最大の強みです。
将来の売却を考えて一戸建てを購入する場合、エリアを熟考するなど、土地の価値を考慮して購入物件を決めるといいでしょう。
マンションの資産価値は?
マンションの資産価値の主な特徴は、次の3点です。
1.万人受けしやすい外観・間取・内装は中古でも買い手がつきやすい
2.資産価値を左右するのは立地
3.利便性が高いエリアが多く、売却しやすい
マンションについては、資産価値において最も重要なのは立地です。
立地がよければ、買い手がつきやすく、資産価値が上がります。
また、万人受けしやすいデザインのマンションは、買い手を選ばず売却しやすいのが特徴です。
資産価値のあるマンションや一戸建てをお持ちの人は、ライフスタイルの変化に伴って、住み替えを考えることも可能です。
現在、マンションや一戸建ての売却をお考えの場合、専用ページで査定などもできるのでアートハウジングまでぜひご相談ください。
https://arthousing-sagamihara.com
まとめ
ファミリーで暮らす住宅として、一戸建てかマンションを選ぶ場合、「家族構成やライフスタイル」「10項目のチェックポイント」「将来の資産価値」などを考えた上で検討しましょう。
今現在のライフスタイルだけでなく、将来的にどんな暮らしを送ることになるのかまで考えることが大切です。
それぞれの特徴をよく理解し、自分の家庭に合った住まいを考えてみてください。
さらに詳しく知りたい方は、相模原市のアートハウジングまでお気軽にお問い合せください。